こんにちは!
今回は赤ちゃんのリハビリについて書こうかな~と思います。
小児分野に興味のある方は、ぜひぜひ読んでいってくださいまし(*’▽’)
さて・・・
「赤ちゃんのリハビリ」
って、何をすると思いますか??
または赤ちゃんのリハビリを見たことのある方、
「遊んでいるだけでは・・・?」
と思ったことありませんか?(笑)
大人のリハビリなら、筋トレ、ストレッチ、歩く練習、着替えや家事など生活動作の練習、その他もろもろ・・・
こんな感じで想像できると思います。
赤ちゃんにもリハビリをすることがあるのですが、彼らに「右手を10回上げてください!」なんて指示は通りませんし、生活に必要なことの多くは周りの大人がやってくれちゃいます✌
では、赤ちゃんにとってのリハビリには、どんな意味があるんでしょう?
今回は、赤ちゃんのリハビリで普段どんなところを見て、どんなことをしているのか、作業療法士の私なりに書いてみようと思います。
そもそも、どんな赤ちゃんがリハビリを受けるの?
「赤ちゃんにもリハビリが必要なの?」
と思う方もいるかもしれません。
発達がゆっくりな子、身体の動かしにくさがある子、生まれつきの病気がある子など、赤ちゃんがリハビリを受ける理由はさまざまです。
もちろん、同じ月齢だからといって、みんな同じリハビリをするわけではありません。
身体の状態も違えば、得意なことも違う。
生活している環境も違います。
だからこそ、その子が今どんな状態なのかを見ながら、
「この子にとって今必要なことは何だろう?」
と考えるところから始まります。
まずは、とにかく観察!
赤ちゃんのリハビリで、私がまず大切にしているのが観察です。
「今日は機嫌いいかな?」
「手足はどんなふうに動かしている?」
「左右で動き方は違う?」
「どんな姿勢が好き?」
「こちらを目で追ってくれるかな?」
などなど。
赤ちゃんは、
「最近、右側が動かしにくいんですよね~」
なんて教えてくれません。
当たり前ですね(笑)
だからこそ、表情や姿勢、動き、視線、声など、赤ちゃんから出ている情報をよく見ることが大切だと思っています。
そして、赤ちゃん本人だけでは分からないこともたくさんあります。
そこで重要になるのが、ご家族からのお話です。
「最近、寝返りしそうなんです!」
「こういう姿勢をよくします」
「この抱っこの仕方だと落ち着きます」
「ミルクを飲んでも吐いてしまって・・・」
こうした普段の様子を教えてもらうことで、リハビリの短い時間だけでは見えないことが分かります。
赤ちゃんだけじゃなく、ご家族のことも見る。
ご家族の様子も大切にしています。
育児で疲れていないかな。
困っていることはないかな。
赤ちゃんとの関わりで不安そうなことはないかな。
必要に応じて、安全に生活できているかという視点も持ちます。
これは「お母さんを評価する」という意味ではありません。
赤ちゃんは、ご家族との生活の中で育っていきます。
だからこそ、赤ちゃんだけを見て終わりではなく、赤ちゃんと家族を一緒に見ることが大切だと私は考えています。
運動の発達を見ながら「次に何ができそう?」を考える
そして、赤ちゃんの動きを見ながら、
「次にどんな動きにつながりそうかな?」
と考えます。
例えば、
首がすわる、寝返りする、座る、ずり這いやハイハイをする、つかまり立ちをする、歩く・・・
赤ちゃんは少しずつ、いろいろな動きを獲得していきます。
ただし、
「○か月だから絶対にこれができないとダメ!」
と考えるわけではありません。
発達には個人差があります。
また、赤ちゃん自身の身体だけではなく、おうちの環境も動きに影響します。
例えば、つかまりやすい高さのテーブルがあると、つかまり立ちを経験する機会が増えることもあります。
定型的な発達の流れは大切な参考になりますが、それだけでその子を判断するものではないと考えています。
大切なのは、
「今、この子は何ができている?」
「どんな動きが得意?」
「次の動きに必要なものは何だろう?」
と、一人ひとりの状態を見ながら考えること。
そのためにも、私たち支援者が定型発達を知っておくことは、とても大切だと思います。
このあたりは長くなりそうなので、また別の記事でじっくり書きたいです。
目標の動きを「細かく分解」してみる
例えば、「寝返りができるようになってほしい」とします。
では、
寝返りを100回練習すればいいのか?
というと、私はそう単純には考えません。
寝返りをするには、
頭を動かす、目で興味のあるものを追う、身体をひねる、腕や脚を動かす、体重を移動させる・・・
など、いろいろな要素が組み合わさっています。
そこで、
「この子はどの部分が得意?」
「どこを少し手伝えば動きやすくなる?」
と考えます。
必要に応じて身体を動かしやすくしたり、姿勢を工夫したりしながら、目標の動きにつながる経験を作っていきます。
私はストレッチを行ったり、反射や身体の動き方を確認したりすることもあります。
ただ、赤ちゃんの状態や病気、発達段階によって必要な支援は大きく違うので、「赤ちゃんのリハビリでは全員これをする!」という決まったメニューがあるわけではありません。
赤ちゃん一人ひとりのキャパシティを超えないようにしながら、少しずついろいろな動きを経験してもらいます。
・・・たまに、よくばりすぎて泣かれることもあります。
必死でなだめます(笑)
とにかく遊ぶ。そして褒める!
ここまで少し真面目な話をしましたが……
実際のリハビリでは、
めちゃくちゃ遊びます。
おもちゃを使ったり。
歌ったり。
話しかけたり。
「できたね~~!!」
と褒めたり。
一見すると、
「……遊んでるだけ?」
と思われるかもしれません(笑)
でも、赤ちゃんにとって遊びや人とのやり取りそのものが、発達につながる大切な経験です。
だから私は、
「訓練しなきゃ!」
と構えすぎるより、
楽しい中で、自然といろいろな動きや経験ができること
を大切にしています。
私の経験では、楽しく経験できた動きは、その後も自分から繰り返してくれることがあります。
遊びの中で自然に何度も経験できるのは、とても大切だな~と感じます。
そして何より、
かわいい。
こちらが癒やされていることもしばしばです(笑)
ご家族へのフィードバックはたっぷりと!!
リハビリ中も、リハビリ後も、ご家族へのフィードバックはたくさんするようにしています。
「今日はこんなことができました!」
「前よりここが上手になっていますね」
「最近、お家ではどうですか?」
など。
できていないことだけではなく、
できるようになったこと、得意なこと、成長しているところも共有する。
これは私が大切にしていることの一つです。
赤ちゃんの発達を支えるのは、リハビリの時間だけではありません。
抱っこ。
お着替え。
ごはん。
お風呂。
寝て、遊んで・・・
そうした毎日の生活の全部が、赤ちゃんにとっての経験になります。
だからこそ、セラピストだけで完結するのではなく、ご家族と一緒に考えていくリハビリにしたいなと思っています。
赤ちゃんは、毎日いろんなことを経験している
長くなりましたが、赤ちゃんのリハビリについてはこんな感じでしょうか。
赤ちゃんを見ていると、
昨日まで難しかったことが、ある日突然できるようになったり。
何度も失敗しながら、同じ動きに挑戦していたり。
こちらが思っている以上に、毎日たくさんのことを経験しているんだな~と感じます。
赤ちゃんって、頑張り屋さんです。
そして私たちセラピストは、その頑張りを少しだけお手伝いする人なのかもしれません。
今後は、
「定型発達をリハビリにどう活かす?」
「赤ちゃんに泣かれて焦った話」
「赤ちゃんの評価や、実際のリハビリ内容」
などについても書いていきたいな~と思います。
気ままに書いてますので、ちょくちょく覗いてみてください(笑)
ではでは、また!
楽天ブックスは品揃え200万点以上!


コメント